そのむかしのある年の暮れ。神さまが、動物たちをあつめて「新年のあいさつに来い。競争をして先についた十二匹を、その年の代表にしてしんぜよう」とおっしゃったのだそうな。動物たちのなかには猫もいたが、鼠に一杯食わされて競争に参加できなかったのだそうな。怒った猫は、それからというもの、鼠をみると追いかけるようになったのだとか、そうでないとか… しかし、かしこくてすばしこい猫のこと。もしも競争に参加できていたなら、いまごろ猫年が存在していたはず。

─── とは、いささか早計か。彼らはかしこくてすばしこいが、それよりずっときまぐれでだらしない。どうせ、そのときになったら競争のことなんてしらんぷりでごろごろしていたことでしょうよ。猫年の、ゆめのまたゆめ、いちふじにたかさんなすび。しおうぎごたばころくざとう、ねこはこたつでまるくなる。ハッピー!