都会のちかくのはしっこにいて、すこし歩けばなんでもあるのに、倅をのっけてつい車を走らせてしまう。しずかなゆれが心地よいのか、よく寝てくれるのだ。ふだんとおらない道に入ると意外な発見がある。私にとってモスバーガーはそのひとつ。目抜き通りをはずしたところにポツリとあることが多くて、みつけるとなんとなく得をしたきもちになる。以来、まいにちのように通っている。

モスは地域にあわせたお店づくりがこだわりなのだとか。私のところは老人たちの憩いの場。朝の六時か七時ぐらいからあいていて、ジョギング帰りのじいさんが本をよんでいたり、かっぽう着姿のおかみさんが帳簿をひろげていたり、みながそれぞれ、もくもくと家のつづきをしている。たいていのお店では、人目から隠されてしまう煙草のできるところも、カフェテラスのようになっていて、なんとなくゆとりがあっていい。私は煙草はしないけどね。