ぎゅうっとつまった本棚って、わくわくするのよ。その奥がどこかひみつの空間につながっているんじゃないかって。机のひきだしが未来の世界につながっているようにね。こどものころ、よくそんな想像をしました。

それで、なんとなく本をよけてみたりしますのよ。でも、やっぱりなにもない。それでもなにかあるんじゃないかっていう気持ちが、いまもすこしあって、それでつい癖でね、本棚のところどころをすこしあけておきますのよ。そうしたら、ある日、猫が入っていました。

ひょっとしたら、この子たちは未来からやってきたのかもしれないねえ。