こどもをみてごらん。泣きながら笑ったり、笑いながら怒ったりする。感情というのは、まるでサイコロの目ようなものだ。どれもおなじようにあって、ほんのすこしの気持ちのふりようで、ころころと目をかえる。悲しすぎて笑ってしまったり、笑いすぎて泣いてしまったり、そういうよくわからない感情の振れ方を、ニンゲンはするものだから。

季刊誌「ねこ」の九十六号九十七号で、あの日のことを書いた。私にしては、なかなか徳のたかい話だし、わざわざ猫のうんこを手づかみした話をあとまわしにしてまでそうしたのだから、ぜひお読みなされ。悲しい話も、いつか笑いに変えられるといい。私はいつもそんなふうにおもっている。