猫種について、たずねられます。こうみえても、というか、みてのとおり、スコティッシュフォールドなのだけれど、耳が折れていないとあってか、そうとは気づかない人もいるらしい。スコティッシュフォールドの"フォールド(fold)"には「折りまがる」という意味があります。つまり、耳が折れていてはじめてそうよばれるわけ。それなら、わが家の子らはスコティッシュ"アンフォールド(unfold)"とでもよびましょうか。

スコティッシュアンフォールドは、世間にあまり知られていないようです。ペットショップで見かけることも、ほとんどありません。スコと名のつく猫は、すべて耳が折れているとおもっている人もいるし、耳が立っているなんて珍しいという人までいます。しかし、遺伝的には耳が折れている個体のほうが劣勢で、「珍しい」のであって、本来、彼らの多くは耳が立ってうまれてくる。一匹の耳の折れたスコティッシュフォールドのうしろには、その何倍ものスコティッシュアンフォールドが存在しています。それなのに、お店で見かけない彼らは、いったいどこへゆくのでしょう。

推して知るべし、知らぬもほとけ。と言いたいところですが、猫好きというならスコティッシュアンフォールドの存在ぐらいは、知ってほしいとねがいます。ちなみに、これもよくたずねられますが、わが家の猫たちは一般のお宅から譲り受けた里子です。