猫は液体である説」が学会を騒がせて久しい。以後、世界中の研究機関で追究がなされてきたが、我がぐれみ研究所においても学術データの提供をおしみなく行うなどリポジトリ構築に寄与してきた。

ちなみに、ぐれみ研究所は猫転送装置の発明以後、当学会の名誉会員に名をつらね、世界でもっともイノベーティブであり影響力のある研究機関のひとつに数えられているという設定である。

さて、物質の三態で定義されているように、はたして彼らが原子構造的に液体と呼べるかどうかはさておき、ごはんと寝床とおべんじょを往復するだけの怠惰なまいにちをくりかえすことで、しだいに液状化していくことは、たしかだ。しまりのないおなかとおしりは、どこにでも流れ込む。