真夏のソレイユ。グラスのなかで崩れる氷のように、こうするやつの背で、彼女は溶解する。だらしくなくしているだけなのに、まるで音の波のかさなるように、彼女とこうするやつの位相は、みごとな調和をみせる。ひと夏のオーケストラ。僕にはもう、こうするやつを奏でているようにさえ見えはじめていた。