ポケモンならピカチュウ。まどマギならキュゥべえ。ごちうさならティッピー。アニメやゲームでよくみられる、謎の生命体枠。彼らは作品のアイコン的存在であり、マーケティングにおいては、ときに主人公たちよも丁重にあつかわれる。さて、この謎の生命体枠のおおくには、共通する外見的特徴がある。

  • ちいさい
  • まるこい
  • ゆるふわ

内面的特徴においても、以下のような共通点をあわせもつ傾向にある。

  • しゃべらない
  • 二面性がある
  • やるときはやる

彼らの多くは言葉こそ話さないが、意思疎通ができないわけではない。彼らとの交信においては、ほとんどのケースにおいて超感覚的なものでこれが成立する。たとえば、主人公にしか聴こえないテレパシーのようなものだ。

二面性については、鋭い牙がはえているとか怒ると凶暴化するとか、かわいらしい見た目とはうらはらのひみつ設定をそなえているケース。人々は、つねにギャップを求めている。さらに、ときとして彼らは、誰よりも情熱的でなくてはならない。主人公のためなら、みずからの命をも顧みない者もいる。小さき者の自己犠牲には、極上のカタルシスがある。月のうさぎの物語のように。

まえおきが長くなったが、奇しくもこれらすべての特徴にあてはまる謎の生命体が、わが家にもいる。ちいさくて、まるこくて、ゆるふわしていて、しゃべらなくて、二面性があって、ときとして情熱的な謎の生命体が ――― つづく。