これは、息子が三歳になってまもないころに作ったオリジナル作品。と言っても、つい三ヶ月ほどまえのことだが。

先端についたトランスライトブルーのドアに、未来感があって良い。この宇宙船の原像は、どこからやってきたのだろうか。ふと気になった。SF映画なんて見たことないのに。試しにドアをふつうのものに取り替えてみると、「それじゃない!」と言い張る。彼のなかには、かなり具体的な宇宙船のイメージがあるらしい。

それと、あとから写真を見て気づいたのだが、うしろのほうにしっかり猫を乗せていた。さすが猫屋敷の倅。英才教育の賜だろうか。自分で作った船で猫と宇宙旅行だなんて、まるで絵本からとびだしてきたかのようなシチュエーションだ。

息子のレゴへの情熱には感心する。テレビのない我が家で唯一、許されているお風呂上がりの動画タイムは、ユーチューブでレゴの社内ツアーや組み立て動画を見ること。週末の楽しみは、クリックブリックへ行くこと。夢は、ブガッティーを組み立てること。

子供の初期ステータスの七割以上は持って生まれたものらしいが(眉唾な話だが)、仮にそうだとして、残り三割の影響を考えずにはいられない。世界一のエンジンを積んだシロンだって、キーの回し方を知らなければ走らないのだから。